映画:『野火』

映画『野火』見ました。
ご存知、大岡昇平の小説の映画化です。

小説の方ははるか昔、確か中学生くらいの頃に読みました。凄まじい内容です。戦争そのものや、極限状態の人間心理について興味があれば、是非読んでみて下さい。

それで、映画の方はどうかというと、、、なんか、舞台見てる感じでした。ちょっと作りがチープとゆうか。

戦争モノなんで完全に再現するとすごくお金がかかるのは分かります。それにしても、見ててなんか映画としと入り込めない感じがありました。もしかして俳優さんが舞台俳優が多かったのですかね。大道具・小道具の環境面なのか、演技が舞台向けな感じなのか、原因は分かりませんが、これは映画とゆうより、舞台の延長ですね。もっとシンプルに本質の部分だけをうまく抽出し、舞台として練り直すとよいのかもしれません。

あとオープニングから説明がなく話が進みます。主人公の状況は徐々に分かってきますが、小説読んでないと、主人公の心情が分かるまで少し時間が必要です。いつの時代のどこの戦争なのか、説明してくれません。

それと、特に前半のロケ地、あれたぶん日本でしょう。場面によりますが、植物相が明らかに日本っぽかったです。少なくともフィリピンなどの東南アジアの熱帯ではない感じで、その辺に違和感感じるまくりです。私は東南アジアマニアなので、これだけで充分にギブアップ寸前でした。さらに銃器など小道具や、タイトルの野火の写し方なんか、色々どうかとゆうとこもありました…。なにせタイトルが野火なんで、野火の映像は一番大事な気がするのですがね。

映画としては、6点。うち3点は、テーマ自体の深さ(つまり原作小説の力)による加点です。なんで、映画としてはアラが多いですが、見る価値はあります。
そんなことより小説の方は必ず読みましょう。

以上です。